せみのきもち・・・・

 日本各地で猛暑が続いていますね。熱中症には気をつけましょう。みかんの摘果をしていて、ふと木の下にもぐったら、抜け柄のせみの目と梅ちゃんの目が合ってしまいました。ちょっとドキドキ。みかんの枝につかまりながら、みごと成虫になり、飛び立ったのでしょう。土の中で耐え抜いて、数年・・・。抜け殻には土が勲章のごとくついています。勇敢なかぶとにも見えますね。みかんの木にもせみがとまって鳴いています。きっと、心地がいいのでしょう、鳴き声も滑らかっていうか、聞き応えがあるんだよね。でもそっとして聞いてくださいね。せみのきもち・・をタイトルにしたけど、辛抱つよく、そして一日一日を大切に歩んでいる。視野は狭いけど、前をみて、一生懸命生きているんではないかなぁ・・・・・。せみにもドラマがあるんだよな・・・。そんなことを木の下で考えていました。梅ちゃんも、みかん作り修行中です。みかん作りに完成という言葉はないと思います。熟練の技を持つ名人でも、つねに進化していること、前進しているということです。梅ちゃんも土の中では修行できないけど、今を大切に・・・・そしていつか せみのごとく立派な生産者になれるよう努力していく所存ですよ。せみの抜け殻の模型があったら、ほしいけどな。